設計と実装の境界

本業はプロセス屋さんでないのだが、各所で盛り上がっているようだし、ソフトウェア開発に関わる者として避けられない話題なので今日も一言。

それに対処するための実装から可能な限り切り離された柔軟な設計/実装というのは,昔からのソフトウエア開発のテーマの一つだ.だがそれをもたらすのは上流行程でもモデリングでもない.

設計と実装を分けることの危険性は「ものづくり」の厳しさから距離を置くことに利用される場合である。こういった立場をとる人はビジネスマンとしては優秀なこともあるので一概に否定できないが、そうであればビジネスに専念してものづくりは開発者に任せてほしいものだ。
設計とは問題の解決策とその実装方法のバランスをとる営みであるべきで、上流/下流といった区分けにこだわりすぎると本当の問題を見逃してしまう恐れがある。

本棚

本棚をブクログへ移動。http://booklog.jp/tana.php?ac=itake
厳密にはAjaxとは言わないだろうけれど、動きがあるのは純粋に面白い。
一昔前はブラウザのバージョンによる互換性を考慮してJavaScriptは可能な限り使わないのがセオリーだったが、MVCが当たり前の考え方になった現在ではViewには多少の変更があっても構わないという割り切りもできるかもしれない。