JBoss Microcontainer IoC vs. Spring IoC

Javalobbyの書き込みより、

JBoss provides its own lightweight IoC container called: JBoss Microcontainer. JBoss Microcontainer is a lightweight, Inversion of Control/Dependency Injection container similar in concept to Spring...

JBossは独自の軽量IoCコンテナ:JBoss Microcontainerをリリースした。JBoss Microcontainerは、Springに似たコンセプトを持つ、軽量なInversion of Control/Dependency Injection コンテナである。

既存のJBossアーキテクチャでは、各サービスはMBean、MXBeanによって実装され、JMX Microkernelがそれぞれのライフサイクル、コンフィグ、依存性を管理していた。新たなアーキテクチャでは、MBean、MXBeanがPOJOに置き換わり、JBoss Microcontainerが各サービスを管理することになる。
IoCコンテナを知っている人には明白であるが、JBoss開発者/アドイン作成者にとって、開発のしやすさは大きく高まるであろう。

One of the goals is to be able to run JBoss Microcontainer in other application servers (WebSphere, WebLogic, Oracle AS, etc.). This could be an additional vector of adoption for JBoss for companies that want to adopt EJB 3, but have standardized on application servers that don't yet support EJB 3.0. 

目的の一つは、JBoss Microcontainerを他のアプリケーションサーバ(WebSphere, WebLogic, Oracle ASなど)で動作させることである。これにより、EJB3を採用したいがEJB3をサポートしないアプリケーションサーバを標準にしている企業がEJB3を適用する機会が増えることになる。

EJB3のみならず、他のサービスについても異なるアプリケーションサーバで動作させることも可能になるのではないだろうか。
もう少し発展して、JBossのアプローチがJ2EEとして標準になりすべてのアプリケーションサーバPOJOベースで構成されるようになれば、例えるならPC/AT互換機のように任意のサービス実装を選択してアプリケーションサーバを構成することが可能になるかもしれない。ただ、相互接続の恩恵を受けるには、現状ではServletJTA以外のキラーAPIがまだまだ少ない。ミッションクリティカルな場面で必須となる機能、J2EEで接続される製品(メッセージングなど)が増えれば、J2EEももっと面白いことになりそうだ。